不動産専門用語集ー初心者でもわかる不動産用語の完全ガイド

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2025年01月21日

不動産専門用語集ー初心者でもわかる不動産用語の完全ガイド

〇はじめに

不動産取引で使用される専門用語は、初めて聞く方にとっては難しく感じることがあります。
このブログでは、よく使用される不動産専門用語を、わかりやすく解説していきます。

〇取引全般に関する用語

 〈重要事項説明〉
・「定義」:不動産取引における重要な内容を、 取引前に説明する法定の手続き
・「説明者」:宅地建物取引士
・「タイミング」:契約締結前
・「重要性」:契約の前提となる重要な情報提供

 〈媒介契約〉
・「定義」:不動産会社に物件の売買や賃貸の仲介を依頼する契約
・「種類」:・専任媒介契約
      ・一般媒介契約
      ・専属専任媒介契約
・「有効期間」:通常3ヶ月

 〈手付金〉
・「定義」:契約成立の証として買主が支払う金銭
・「一般的な金額」:売買代金の5-10%程度
・「効果」:手付解除権の発生
・「保全措置」:手付金保証制度の利用可能

〇物件に関する用語

 〈専有面積〉
・「定義」:マンションなどで、実際に使用できる面積
・「計算方法」:壁芯(壁の中心線)で計算
・「含まれないもの」:バルコニー、共用部分
・「重要性」:物件価格の基準となる

 〈建ぺい率〉
・「定義」:敷地面積に対する建築面積の割合
・「計算方法」:(建築面積÷敷地面積)×100
・「規制」:用途地域により上限が決められている
・「目的」:密集化の防止

 〈容積率〉
・「定義」:敷地面積に対する延べ床面積の割合
・「計算方法」:(延べ床面積÷敷地面積)×100
・「規制」:地域により制限がある
・「影響」:建物の規模を決定する要因 

〇権利関係の用語

 〈所有権〉
・「定義」:物を自由に使用、収益、処分できる権利
・「特徴」:最も完全な物権
・「制限」:法令による制限あり
・「登記」:不動産登記簿に記載

 〈抵当権〉
・「定義」:債権を担保するための権利
・「特徴」:不動産を担保にする
・「実行」:債務不履行時に競売可能
・「設定」:住宅ローン時によく使用

 〈賃借権〉
・「定義」:物件を借りて使用する権利
・「保護」:借地借家法による保護
・「期間」:契約で定められた期間
・「対抗力」:登記により発生

〇賃貸借に関する用語

 〈敷金〉
・「定義」:賃料の未払いや原状回復の担保として預けるお金
・「金額」:賃料の1-3ヶ月分が一般的
・「返還」:退去時に清算して返還
・「控除」:未払い賃料や原状回復費用

 〈礼金〉
・「定義」:賃貸借契約時に賃借人が支払う一時金
・「特徴」:返還されない
・「金額」:賃料の1-2ヶ月分が一般的
・「地域性」:地域により慣習が異なる

 〈更新料〉
・「定義」:賃貸借契約更新時に支払う費用
・「金額」:賃料の1ヶ月分程度
・「支払時期」:契約更新時
・「有無」:契約により定める

〇売買に関する用語

 〈手付金〉
・「定義」:契約成立の証として支払う金銭
・「効果」:手付解除権が発生
・「金額」:売買価格の5-10%程度
・「時期」:契約締結時に支払い

 〈決済〉
・「定義」:売買代金の支払いと所有権移転の手続き
・「場所」:金融機関や司法書士事務所
・「内容」:残代金支払い、物件引渡し
・「書類」:権利証、登記識別情報

 〈所有権移転登記〉
・「定義」:所有権の移転を登記所に届け出る手続き
・「時期」:決済時
・「費用」:登録免許税が必要
・「手続き」:司法書士が代行

〇税金に関する用語

 〈不動産取得税〉
・「定義」:不動産取得税にかかる税金
・「税率」:住宅は3%、その他は4%
・「課税標準」:固定資産税評価額
・「軽減措置」:住宅取得時に適用あり

 〈固定資産税〉

・「定義」:毎年かかる土地・建物への税金
・「税率」:1.4%が標準
・「課税標準」:固定資産税評価額
・「支払時期」:年4回分割払い

 〈譲渡所得税〉

・「定義」:不動産売却益にかかる税金
・「税率」:所有期間により異なる
・「特例」:各種軽減措置あり
・「計算」:売却価格ー取得税ー諸経費

☆まとめ

不動産取引では、これらの専門用語の理解が重要です。主なポイントは

1.契約前の重要事項説明をしっかり確認
2.権利関係の用語を正しく理解
3.賃貸借特有の用語の意味を把握 
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